ARTIST : TUJIKO NORIKO
TITLE : Solo
リョウ・アライやタカギ・マサカツらとのコラボレーション作品を経て、その名の通り3年ぶりに登場するソロ・アルバムは、不可思議なメランコリアに美しく彩られた、ツジコ・ノリコ・ワールド全開の新作が登場。
「結局ぼくら、何も成し遂げられなかった」、ちっともそんなことない、君がいるだけでマジック・・・・・、という無力な思いを打ち消すように、静かに呟く、冒頭から切なく泣かせるT-1にはじまり、奇妙な幻想にざわめくような響きの中に、ゆっくりと囁くような歌声が哀感を湛え漂うように伸びていくT-5や、優美な音色と不規則に煌くデジタル音が織り合うなかに、メランコリックに沈んでいくようなT-8 に、リズミカルに弾むビートに、儚く透明でいながらも凛とした佇まいの歌を紡いでいくT-9まで、鼓動のように脈打つ太いボトムをもった、しかし個性的な音色入り混じる楽曲もより巧みに、儚く切ない、浮遊感に満ちた柔らかな歌声と見事に溶け合う。ツジコ・ノリコの魅力が見事なまでに凝縮され、結晶化された、現時点でのキャリアにおける最高到達点と断言できる、紛うことのない大傑作。感動的と言いたい誘惑に駆られる、切ない世界が広がり、じんわりと、泣かせます。
奇妙なアニメーションによる映像も収録したエンハンスドCD。