ARTIST : BRUCE HAACK

 TITLE : The Electronic Record For Children

レイモンド・スコットと並び評されるカナダの異端電子音楽家ブルース・ハークが、69年に生み出したサイケ/電子音楽の名盤。子供を対象にしたダンス教室で伴奏者を探していたエスサー・ネルソンが、ブルース・ハークと出会った事をきっかけに後に誕生した「想像という第5の次元」を意味するレーベル、ディメンション5の中でも(ボアダムスのEYEですら衝撃を受けたというジャケも含め)特に聴かれるべき濃厚な一枚!ムーグものの裏定番として人気を誇る「エレクトリック・ルシファー」の制作とほぼ時を同じくして作られた本作は、もちろんハークの自作楽器なども駆使し、明るくも無邪気な毒気で包み込む、サイケデリックな色彩に彩られたイマジネイティヴで唯一無二の世界!
冒頭からジャケそのままのスペイシーな世界に導くT-1、民謡風のメロディーが忙しなく巡るT-3、怪しげに呟くリッスンという言葉が悪夢のようにこびりつくT-4、どこから来たの!?な子供たちが楽しげに歌う様も奇妙極まりないT-6、浮遊感に包まれどこかファンキーなT-7、揺らめくエキゾチックな音像に突如トリッピーなシンセが現れるT-10、目紛しく場面転換を繰り返すT-12まで、束の間のトリップへと手招きするようなナレーション、チープな電子音/コラージュが奔放に放たれ、奇妙な中毒性&目眩すら覚えるサウンドが今尚スゴい!