ARTIST : DIRAC
TITLE : Emphasis
デジタルと楽器音で精妙に紡ぐ、21世紀の室内楽。オーストリア・ウィーンのトリオ、DIRACによる、深遠なサウンドスケイプ。
静かに時を刻む音を孕む、凛とした空気の中に、厳かな響きが、ゆったりと、たなびくように流れていく。その美しさが陶酔へと誘うT-1、残響音を解き放つように、緩やかに奏でる楽器音が、メランコリックな風景を空間に映し出し、自然のざわめきの中に溶けていくT-2、郷愁を彩る澄んだ音やあどけないコドモの声を鏤め、幻想的に霞むドローンが、荘厳と木霊していくT-3に、静かにたなびく、透徹とした美しい響きが、波紋を描くように震え、大きなうねりを描く、眩く高揚していくT-4。
音色/響き/振動にフォーカスして紡がれたサウンドが、環境音をも流し込み、まるで引き延されたように、ゆっくりと移ろい、密やかな感動をももたらす、陰影色濃い崇高なアンビエンス。