ARTIST : SPANGLE CALL LILLI LINE

 TITLE : Forest at the Head of a River

清々しい飛翔感に包まれる、あの素晴らしかった『VIEW』と対をなす2ヶ月ぶり9枚目の新作は、toeの美濃さんを共同プロデューサーに迎え、耽美で穏やかなアブストラクトの世界へと聴き手を誘う1枚。中盤からの胸を焦がすメロディーと、霧深い森に迷い込んでしまったかのような錯覚さえする穏やかで幻惑的なアンサンブルに静かに燃えてくる出色のリード・トラック「Zola」、まどろんでいるような感覚に包まれ、エッジーなのに心が落ち着く「Out of sight」など、圧倒的な構築美と、豊穣に広がるイマジネーションが素晴らしい本作。ラストは、夕闇せまる中美しいメロディが物憂げに綴られ、エフェクト処理したギターが幾重にも折り重なりスピリチュアルな高揚感に包まれる「Univocal」。